「インターネット全体に公開」の話



Twitterについてはそろそろ検索エンジンとして考えるべきだ | TechCrunch Japan


この記事を読んで、"あんたTwitter好き過ぎ"と思ったのは自分だけだろうか(笑)


これを読んでふと考えたのが、「インターネット全体へ公開」と「サービス全体へ公開」の公開設定の違いについて。すっごくあたりまえの話なのだけど。


例えばTwitterはログインして使うサービスだが、そもそもそのコンテンツは原則「インターネット全体へ公開」で、ユーザーが自分で非公開設定をしない限り誰でも見ることができるし、一般的な検索サービスのクロール対象にもなるので、Web検索をかければヒットするようになってる。


これに対してmixiの「エコー」やFacebook上の「ひとこと」は、そのSNSにログインしているユーザー(またはその人の友人)にしか閲覧できない、「サービス全体に公開」という公開設定が上限になっている。そのため、それぞれのサービス上でログインしてから、そこの検索を使わないとあるキーワードに関する話題を拾うことができない。


この点において、Twitterとエコーは決定的に違うサービスになってる。


これによってSNS系のつぶやきは、「情報を調べたい側」にとってアクセシビリティが低くなっていて、そのためコンテンツの価値が低くなっているといわざるを得ないし、それは結局、積極的に情報をPublishしたい人にとってもそこへ書き込む動機を低下させてることになる。


そういった部分は、日本にTwitterがいずれ浸透してきたら(自分は来ると思ってる)、エコーがTwitterには勝てない決定的な理由になる気がする。Twitterをよく使う人は少なからず、情報をPublishして予想外の反応が来ることを期待しているような、「オープン」な姿勢の人が多いように思うし、TwitterがUSで流行ってきた理由もそういったOpennessにあるように感じているから。


まあそうはいっても、「SNSはそもそもクローズドに内輪で使いたいものだし、誰も彼もから見えちゃうには怖すぎ」という意見も多いと思うので、まずはひとつの選択肢として「インターネット全体に公開」があってもいいのではないか、と思ったのでした。できれば「mixi日記」も一緒に。


とか、言っちゃってる時点で、自分もmixi好き過ぎかなー