Theirdentity, Ourdentity, Mydentity


「Theirdentity, Ourdentity, Mydentity」という概念があることをnatさんのブログで勉強した。


ASPサービスのID管理を顧客に任せるIdentity2.0 について | @_Nat Zone


DataPortabilityが最近盛り上がってるが(ほとんどお祭り状態)、ここでは必然的なMydentity化の流れのなかで巨人たちが各々の影響力を確保するために躍起になってる状況が垣間見える。


とはいえ、Data Availability、Facebook ConnectFriend Connectが出てきたことで、確実に状況は進展しているわけだし、最終的にはそれぞれの利害調整が進んでよりフェアなしくみに落ち着くのではないか。全く新しいものか、それともこれら3つのうちどれかの仕様が変わるのか分からないけど。


これらの状況はTheirdentityからMydentityを実現していくための、生みの苦しみといった状況なのだと思う。



以下引用です。

Theirdentity, Ourdentity, Mydentity という言葉をご存知だろうか?3年前の Digital ID World での Doc Searls の講演で出てきた言葉だ。

Theridentity は、企業などが勝手に私たちに割り当てている ID。顧客データベースの中の顧客番号などがこれに当たる。ダイレクトマーケティングなどで使うのが目的であって、私の情報でありながら私は使うこともできない。

Ourdentity は、社員番号や銀行の口座番号など、われわれも恩恵を受けることができるID。ただし、提供者は会社であったり銀行であったりするので、管理権は我々には無く、あるとき勝手に一方的に削除されたりする。

これに対して Mydentity は、自分で管理する Identity である。たとえば自分でドメインを取って、メールアドレスを自分に発行したような場合、そのアドレスは Mydentity である。理想はこの mydentity を使って、サービス提供がされる各所で authorize をうけることができるようにすることだ。
世の中の流れは Mydentity に向かっているはずで、これこそが Identity 2.0 といってもよいだろう。