VisionとMission


写真は去年吉祥寺のタイ料理屋に行った時に、テーブルに落ちたタイ米で字を書いたもの。なにも意味はなく、話とも関係ないです。さっき携帯の写真をひさびさにPCに落としたら出てきてうれしくなってUPした。タイのお百姓さんごめんなさい。



外国の企業にいるそこそこエライ人のプレゼン資料を見ると、よく出てくる言葉が「Vision」と「Mission」。


向こうでは当たり前のことなのかもしれないが、まず"目指すところ"とそのために"やるべきこと"っていうことを明確にしたうえで、具体的な話が始まる。


以前実際に向こうの人のプレゼンを身近で聞いたとき、ハッっとした。



Vision 構想、展望、目指す場所
Mission 任務、使命、やるべきこと



「そんなの当たり前にチームのみんなで共有できてるしいまさら再定義することもないね」と、、思いたいところだが実際は明確になってないケースが多々あるように思う。


チームになかでも単純な指標について、その数値をあげることによってどんな効果があり何が達成されるのか意見が一致しないことも実際にある。


そもそも"Vision"と"Mission"が明確になっていないと色んなタスクが山積みになるなかで何を優先すべきかが見えないはずで、特に大企業なんかでは何も考えずに上から降ってきたものすべてに手をつけ、ろくに優先度をつけずに今あるプロジェクトを並べて全部平行して進めてるなんて状況を見かけないだろうか。


それはVisionとMissionが明確でないから。目指すべきところとそのためにまずやるべきことが決まってないと、並んでるタスクのどれを優先すべきか分かるはずがない。


例えていうと、チームメンバー全員がとりかかれば1プロジェクトあたり1ヶ月で終わるようなボリュームのプロジェクトが6つあるとする。


そして、これらのプロジェクトのうち3つは優先度"高"、残り3つは優先度"中"という状況であれば、これら6つを同時進行して半年後にまとめてプロジェクトが完了、というやり方はとてもよくない。


せめて最初の3ヶ月で優先度"高"の3つのプロジェクトを順に終わらせ、次の3ヶ月で残りの優先度"中"の3プロジェクトを終わらせるべきだろう。そしてできるならこれらのなかでも、優先度が同じくらいのプロジェクトのなかでは、「費用対効果」が一番高いものをさらに優先してやっていくべきだ。


先輩方はそんなこと疾うの昔にご存知なのかもしれないが、自分自身これまであまり考えられてないと痛感している今日この頃。


いろいろ好きにやらせてくれと、わがまま言う前に自分の本業でこのあたりを再定義してまずしっかりがんばりたいと思います。