Contacts Data APIを出した理由
GoogleがContacts Data APIを開放した理由についていまさらながら考えてみた。(もう少し前になるけど)
http://googledataapis.blogspot.com/2008/03/3-2-1-contact-api-has-landed.html
外部に対してリソースを開放することによる当時者のメリットというのはだいたい似通っていて、特に共通しているのはとにかくデータを充実させその結果自社サービスを太らせる、あとClosedな競合サービスへ対する優位性を持たせる(最初は対Developerとしても、最終的には対Userへの優位性になる)というところじゃないだろうか。
- Contacts Dataのリソース価値向上
- データ更新の面を増やしてとにかく充実させアドレス帳を太らせる
- Gmail、GoogleCalender、Google Readerのユーザー拡大
- アドレス帳が充実すれば、それを利用できるサービスの利便性も大きく向上
- あと、Closedな業界No.1サービスを追ってる立場だとOpennessは有効な対抗策
- GoogleのSocialGraphの拡大
- アドレス帳的に使ってきた情報も当然SocialGraphとして使うというスタンスでFriendConnectへの布石を打つ
※Evilにならないってくらいだから、なーんも考えずに純粋に「顧客満足度向上」っていう線もあるのかと思ったりするが、さすがになあ。
すべてに当てはまるわけではないので、各プロダクトごとに単純に無料公開なのか、一定以上で有料にするとかメリットを精査する必要はあるけども、「出せばおいしい」ものはまだまだたくさんありそうな気がする。