MicroID



MicroIDについてのメモ。


MicroIDとは認証に利用するIDではなく、SNS、ブログなどユーザーがネット上の各所に横断的に生成するコンテンツに対して、それらのなかの同一の所有者を識別できるようにするためのしくみ。


たとえば私はTwitterはてなダイアリーmixi上でそれぞれIDの文字列が異なるが、これらのサービス上にもしMicroIDが埋め込まれればTwitterのtzmtkさんの、はてなダイアリーはこれで、mixiはこれ、と即座に抽出できるようになるようだ。


OpenIDmicroformatsなどの既存の技術を補うものとしてある、とも書かれてる。


MicroID自体はユーザーのメールアドレスと所有するWebページ(ブログなど)のURLをかけ合わせて暗号化して生成するもので、それをmetaタグやmicroformatsの一部としてページに埋め込んで利用する。


暗号化した識別子をmicroformatとして埋め込むことで、広範囲にナマのメールアドレスとブログURLをさらすことなしに、ユーザーはネット上に横断的にちらばる各コンテンツの所有権を主張することができる。


サービスを提供する側の視点で見れば、各サービスを横断的にクロールしてそれぞれから共通のMicroIDを持つページを抽出するれば、同じ所有者のコンテンツを簡単に紐づけることができるというイメージ。(それぞれのサービス上で利用するIDの文字列がが異なってもMicroIDが同一なら当然問題ないはず)



↑ようはこの横リンク的なものが、サポートしたサービスすべてに自動で貼られる、ということが実現できる、のだと思ってる。


認証とか認可の部分とは違う角度で、異なるドメイン間のユーザーの同一性を識別できる技術、という言い方はすこし言い過ぎだろうか。


実際に自分の使っているメールアドレスとこのブログのURLを入力してMicroIDを生成してみると、下記のようになる。

mailto+http:sha1:3fc7729696e93f1b955647c2afffcdf8e6b50dbc


MyBlogLog,Digg,Plaxoなどがすでにサポートしており、そのほかOpenID ProviderのなかでもmyOpenID,beemba,claimIDが対応を検討している。


OpenID、Date Portabilityだけでなく、microformatsのサポート合戦も始まりつつあるのか。



参考:

How to Write a College Level Paper Like a Pro - EssayVikings.com

名古屋のガチ紳士の秘密話 | 名古屋限定!紳士にしか話せない話を集めました。


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XFN(Xhtml Friends Network) - tzmtkのブログ