OpenIDと公的機関
.Nat Zoneでルーマニア政府がWebサイトをOpenID対応することを知った。
何も深く考えず、「ああ、RPになるんだ。ホワイトリストとかどうするんだろ?太っ腹に全部受け入れちゃったりして」と思っていたが、どうやらOPになるらしい。下記のルーマニアのmyopenidドメインでOpenIDが発行できる。
こういった公的機関がOpenIDを発行したり、OpneID対応を行ったりするケースは予想よりも早く、今後増えてくるかもしれない。何しろ"オープン"なわけで、特定の企業に依存しない分散型認証システムということもあって"公的"な立場にある人たちの興味を惹きやすいのだろう。
ルーマニア政府のOpenID発行の詳細は分からないが、今後さらに政府がOpenID Providerになって国民一人一人にOpenIDを発行し、多額の資金をかけて強固な認証システムを構築したりするような国が出てきたりするのではないだろうか。
現実世界の戸籍とか、パスポートみたいに厳しめにひとり=1IDという管理がなされれば、かなりブラックな行為は減らせるかもしないけど、一方でユーザーがどのサイトを渡り歩いてそこで何をしたかとかログ取られちゃったりしてやだな。公的機関のOpenID発行は、なんとなくキケンなニオイもする。